UmaLab-AI

レポート / 週刊 統計モデル vs AI

7号(8/31〜9/6)— 今週は統計モデルの2勝1敗

対象期間 8/31〜9/63開催 36レース ・ 数字は毎朝の答え合わせで再集計されます

当サイトは同じレースに対して、人気やオッズを使わない統計モデルの予想と、AIの読みの2つを毎日出しています。 両者が別の馬を◎にしたレースだけ勝敗が立ち、片方の◎だけが3着以内に入ったら1勝。 このレポートは1週間ぶんの結果と、なぜそうなったかの考察をまとめたものです。

今週の対決(36レース)
スコア 2AI 1(引分 33
◎単勝
スコア 41.7% (15/36)AI 38.9% (14/36)
◎3着内
スコア 77.8% (28/36)AI 75.0% (27/36)

◎が割れたのは3レース(同じ馬に◎を打ったレースは自動的に引き分け)。割れた3レース限定の3着内は スコア 2/3・AI 1/3

レーススコア◎3着内AI◎3着内対決(AI-スコア)
大井2470.8% (17/24)75.0% (18/24)1-0
門別1291.7% (11/12)75.0% (9/12)0-2
注目レース: 09/01 門別10R グランシャリオドリーム53 B4 -2~C3-1統計モデルの勝ち)
スコア◎ 8 グレートスティック1着AI◎ 6ユーキャンフライ 7着(自信度: 中)

AIが割れた理由(当日の原文): 時計・実測差の複合: 対案6は同距離1000mで2連勝(z-1.5/-1.9)・当地1000m2戦2勝・先行×前有利の場で展開も合致。スコア◎8の直近は同条件5着(z-0.5)で1着実測は7/7(z-0.9)まで遡る。負け越し型のため2連勝×時計の質×脚質適合の三重根拠で割った。

このレースの全馬評価を見る →
今週の考察
盲点で勝ち、時計の読みで二度負けた

今週◎が割れたのは3レースだけで、その3件が根拠の型ごとにきれいに分かれた。AIが勝った8/31大井9Rは「盲点」を突いた割れ。AIはスコアの◎12ニシノミチアキを「当地初出走でJRA近走3走が12・9・13着=モデルが過大評価しやすい既知の盲点」と読み、対案の2クールブリーズを「当地C1で直近5走中4走3着内(時計z-1.4含む)」という厚い実測で取った。結果は◎12が11着、AI◎2が2着だった。一方で負けた2件(9/1門別5R・10R)はどちらも「時計・実測差」を主な根拠にした割れである。5RはAI◎5マドンナブルーの「同条件1000mで2着連続(z-0.9/-1.1)」、10RはAI◎6ユーキャンフライの「同距離1000mで2連勝(z-1.5/-1.9)・当地1000m2戦2勝」を根拠に割ったが、5Rは4着(スコア◎は2着)、10Rは7着(スコア◎は1着)に終わった。当サイトはAIに毎回「割れの型別の通算成績」を材料として渡しており、盲点型は勝ち越し・時計実測差型は負け越しと記録されている。今週の3件は、その記録をそのまま再現した形になった。

騎手とコンビの実測を「静的材料」として割り引いた

負けた2件には共通の構造がある。どちらもAIの割れ理由が、スコア側の根拠を「静的な材料」と位置づけていた。5Rでは「スコア◎3の直近実走は8着(z+2.3)・6着(z+0.7)で時計の裏付けがなく、騎手(落合52%)・血統(パイロ40%)の静的材料が主」、10Rでも同じく騎手と血統を挙げたうえで「直近は同条件5着(z-0.5)で1着実測は7/7(z-0.9)まで遡る」と時計の薄さを突いている。ところがスコア側の理由文を読むと、5Rの落合玄は当地1年で3着内52%(721騎乗)、10Rの石川倭は52%(736騎乗)、さらに石川倭×小国博師のコンビは3着内59%(179回)。いずれも三桁の分母を持つ実測値である。「時計は実測、騎手は静的」という切り分けは、分母の大きさで見ると必ずしも成り立たない。ただしこれは今週3件のうち2件、n=2の話であって傾向とは言えない。参考として、◎が割れた通算140レースでは3着内がAI70/140・スコア82/140でスコア側が上に来ている。

今週の勝敗差は誤差の中。見るのは割れの中身

全体の数字は◎単勝がスコア41.7%(15/36)・AI38.9%(14/36)、◎3着内がスコア77.8%(28/36)・AI75.0%(27/36)。今週の対決成立は36レースで3着内率の標準誤差は±7.2ptあり、この差は「差があった」と書けるものではない。場別では大井24RがAI3着内75.0%(18/24)・スコア70.8%(17/24)でAIが上、門別12Rはスコア91.7%(11/12)・AI75.0%(9/12)でスコアが上だが、どちらも母数が小さく方向を決める材料にはならない。自信度別では、AIが「低」と申告した13レースのAI◎3着内が69.2%(9/13)、同じレースのスコア◎は76.9%(10/13)。「中」の20レースは両者75.0%で同値、「高」の3レースは両者100%だった。低で差が出ているのは自己申告が機能している方向だが、13レースで1件ぶんの差なので断定はしない。次週見たいのは、AIが「対案の実測が厚い」を割れの根拠にするとき、相手側の騎手やコンビの実測がどれだけ厚いかを併せて見ているかどうか。今週の2敗は、まさにそこが分岐点だった。

通算(この週の日曜まで): スコア 46勝 - AI 34勝 - 引分 654734レース・◎3着内 スコア 69.8%/AI 68.1%

レポート一覧実績(全期間の答え合わせ)予想の作り方