レポート / 週刊 統計モデル vs AI
第9号(9/14〜9/20)— 今週は統計モデルの14勝7敗
対象期間 9/14〜9/20 ・ 18開催 208レース ・ 数字は毎朝の答え合わせで再集計されます
当サイトは同じレースに対して、人気やオッズを使わない統計モデルの予想と、AIの読みの2つを毎日出しています。 両者が別の馬を◎にしたレースだけ勝敗が立ち、片方の◎だけが3着以内に入ったら1勝。 このレポートは1週間ぶんの結果と、なぜそうなったかの考察をまとめたものです。
◎が割れたのは54レース(同じ馬に◎を打ったレースは自動的に引き分け)。割れた54レース限定の3着内は スコア 33/54・AI 26/54。
| 場 | レース | スコア◎3着内 | AI◎3着内 | 対決(AI-スコア) |
|---|---|---|---|---|
| 大井 | 58 | 65.5% (38/58) | 65.5% (38/58) | 2-2 |
| 名古屋 | 48 | 72.9% (35/48) | 62.5% (30/48) | 0-5 |
| 園田 | 36 | 77.8% (28/36) | 75.0% (27/36) | 2-3 |
| 門別 | 35 | 57.1% (20/35) | 54.3% (19/35) | 3-4 |
| 佐賀 | 19 | 73.7% (14/19) | 73.7% (14/19) | 0-0 |
| 高知 | 12 | 75.0% (9/12) | 75.0% (9/12) | 0-0 |
AIが割れた理由(当日の原文): 同条件の実測差。スコア◎のスマートイデアルは理由文も「直近の時計はメンバー4位で平均より上」と弱く、自信度低。当地はこれまで3走のみで、1230mは8/27の3着(時計z-0.8)1走だけ。対するクイーンオブリリーは同じ1230mで直近2着(z-0.9)・7/02に1着(z-1.4)と、条件が一致した実測が複数ある。
このレースの全馬評価を見る →今週の208レースのうち、両者の◎が一致したのは154レース(74.0%)でした。一致したレースでは同じ馬を選んでいる以上どちらも同じ結果になるので、差がつきうるのは◎が割れた54レースだけです。全体の◎3着内は統計モデル69.2%(144/208)・AI 65.9%(137/208)で、その差3.3ptは今週の標準誤差±3.3ptと同じ幅です。これは「差があった」と書ける数字ではありません。割れた54レースに限ると3着内は統計モデル33件・AI 26件となり、通算の割れ216レースでも124件対110件と同じ向きが続いています。ただし同じ54レースで「どちらの◎の着順が上だったか」を数えるとAI 28・統計モデル26でほぼ互角です。実際、AIが敗れた14レースのうち6レースで、AIの◎は4着か5着でした(9/16名古屋3R・9/16名古屋10R・9/17門別3R・9/17園田10R・9/18大井2R・9/18名古屋7R)。3着以内という線をどこに引くかで見え方が変わる程度の差で、読みの中身が大きく離れているわけではありません。
明暗が分かれた21レースについて、AIが◎を動かした理由の原文を並べると、ほぼすべてが「対案の馬自身の実測が厚い」という同じ形をしていました。展開の読みを主な根拠にしたのは9/16名古屋3Rの1件だけで、そこでも「展開単独ではなく馬自身の時計と重なっている」と書かれています。長い休み明けが絡んだ4件(9/17大井2R・9/18大井2R・9/18園田8R・9/18大井10R)も、いずれも「休み明けそのものを根拠にしたのではなく、対案の同条件での実測の厚さで判断した」と明記されており、結果は2勝2敗でした。根拠の型は揃っています。ただし、型を揃えれば勝てるわけではありませんでした。「今回とまったく同じクラス・同じ距離での複数走」を挙げた割れは、9/16門別12R(B31000mで5走続けて連対していたサユリバナが1着)・9/16園田9R(C11230mで2着が続いていたシャナオウが3着)・9/18大井10R(C11200mで2着3回のシャンデリアソングが1着)で当たった一方、9/17園田10R(820mのB1で5走続けて連対していたベラドンナリリーが5着)・9/17園田12R(1230mで連対が続いていたクイーンオブリリーが10着)では外れています。同じ形の根拠から、勝ちと負けの両方が出ました。
場別で唯一の全敗が名古屋でした。48レースの対決は統計モデルの5勝0敗で、◎3着内も72.9%(35/48)対62.5%(30/48)です。明暗が分かれた5レースを見ると、統計モデルの◎は1着・2着・3着・3着・3着と、5回とも3着以内に入っていました。この5レースのうち3レースでは、統計モデルの◎の理由文が「鞍上◯◯は当地1年で3着内◯%」という騎手の成績から始まっています。AIはそこを弱点と見て割っていました。9/17名古屋3Rでは「総合の高さを支えているのは騎手と調教師の評価で、馬自身の裏取りが薄い」、9/17名古屋6Rでは「理由文も鞍上の当地成績が先頭=騎手の数字が根拠の中心」と書いています。つまりAIが「馬自身の裏取りが薄い」と判断した◎が、この場では5回とも通用したことになります。ただし5レースという数では、名古屋という場の性質なのか今週の並びにすぎないのかは判断できません。
AIが自分で申告した自信度別に見ると、◎3着内は「高」44レースで79.5%、「中」140レースで62.9%、「低」24レースで58.3%と、高いほど良いという順番になりました。一方で単勝は「高」50.0%・「中」30.7%・「低」45.8%で、「低」が「中」を上回って順番が入れ替わっています。「低」は24レースしかなく振れの幅が大きいので、今週はこうだったという記録にとどめます。もう一つ、自信度「高」の44レースでは、明暗が分かれたレースが1件もありませんでした。AIが確信している場面では、そもそも統計モデルと同じ馬を選んでいるということです。次週に見たいのは、名古屋で「騎手の成績が根拠の中心」と見た◎を割る判断が続いたときに同じ結果になるか、そして自信度「低」の単勝が今週だけの振れだったかどうかの2点です。
通算(この週の日曜まで): スコア 64勝 - AI 50勝 - 引分 955(1069レース・◎3着内 スコア 69.8%/AI 68.5%)