レポート / 週刊 統計モデル vs AI
第11号(9/28〜10/4)— 今週は統計モデルの19勝14敗
対象期間 9/28〜10/4 ・ 20開催 229レース ・ 数字は毎朝の答え合わせで再集計されます
当サイトは同じレースに対して、人気やオッズを使わない統計モデルの予想と、AIの読みの2つを毎日出しています。 両者が別の馬を◎にしたレースだけ勝敗が立ち、片方の◎だけが3着以内に入ったら1勝。 このレポートは1週間ぶんの結果と、なぜそうなったかの考察をまとめたものです。
◎が割れたのは63レース(同じ馬に◎を打ったレースは自動的に引き分け)。割れた63レース限定の3着内は スコア 39/63・AI 34/63。
| 場 | レース | スコア◎3着内 | AI◎3着内 | 対決(AI-スコア) |
|---|---|---|---|---|
| 船橋 | 60 | 68.3% (41/60) | 61.7% (37/60) | 3-7 |
| 名古屋 | 47 | 72.3% (34/47) | 66.0% (31/47) | 2-5 |
| 門別 | 36 | 58.3% (21/36) | 66.7% (24/36) | 4-1 |
| 園田 | 35 | 85.7% (30/35) | 82.9% (29/35) | 0-1 |
| 高知 | 23 | 56.5% (13/23) | 69.6% (16/23) | 4-1 |
| 金沢 | 10 | 90.0% (9/10) | 60.0% (6/10) | 0-3 |
| 佐賀 | 10 | 80.0% (8/10) | 90.0% (9/10) | 1-0 |
| 大井 | 8 | 7/8 | 6/8 | 0-1 |
AIが割れた理由(当日の原文): アルバソーレの提示近走は1500~1600m。一方エイイチは今回の1700mで1着・2着・2着を重ね、時計z-1.8、-1.2、-0.5を記録。距離実績の反復と上位クラスでの連対を合わせて優先する。
このレースの全馬評価を見る →今週AIが◎を割った理由文は、ほとんどが「今回と同じ距離・クラスの実測が厚い方を採る」という同じ型でした。その中でいちばんはっきり結果が出たのは、スコアの◎が今回の距離を一度も走っていないレースです。明暗が分かれた33レースのうち9レースがこれに当たり、AIの6勝3敗でした。9/30の門別2R(◎は1200m未出走)・4R・5R(◎は1700m未経験)、名古屋10R(◎は2000m未出走)、10/1のマリーンカップ(◎は1200m以下の実績のみ)、9/29の門別12Rは、いずれも割れ理由に書いたとおり、今回の距離で着順と時計を残していた対案が上に来ました。一方で、9/28船橋8R(1200mから1600mへの延長)、9/29船橋12R(1000mの実績なし)、10/4大井6R(3歳戦から初の1800m)は、距離経験のないスコアの◎が勝っています。今週の9レースでは「距離の裏付けがない◎」を疑う読みが勝ち越しましたが、母数が小さいので、型として成り立つかはまだ言えません。
AIは割れ理由の中で、スコアの◎を「騎手・調教師の評価が中心で、同条件の裏付けがない」と退けることが多くありました。ところが、明暗が分かれたレースをスコアの理由文の先頭で分けると、結果が逆になります。理由文が鞍上の数字から始まる◎(9/28船橋7R・8Rの笹川翼、9/29名古屋8Rの望月洵、9/30名古屋2Rの加藤聡、9/30船橋7Rの本田正重、10/4金沢9Rの中島龍など)は、7レースでスコアの6勝1敗でした。理由文が調教師の当地実績から始まる◎(10/1佐賀6R、10/1船橋7R、マリーンカップ、10/4高知9R)は、AIの4勝0敗でした。同じ「騎手・調教師が主な根拠」とひとまとめにした読みが、騎手のときは裏切られ、調教師のときは当たった形です。どちらも1週・10レース程度の観測で、理由文の先頭という切り方自体も粗いものです。それでも、AIが騎手の数字を「裏付けのない根拠」として同列に扱っていた点は、次週以降に確かめる価値があります。
「当地初出走の◎はモデルが過大評価しやすい」という盲点を根拠に割ったレースは7つあり、AIの3勝4敗でした。勝ったのは9/30船橋2R・10/1佐賀6R・10/4高知9Rで、どれも他場での近走が着外続きか、実力の評価がメンバー下位の◎でした。負けた4つのうち3つは10/4の金沢(2R・8R・9R)です。割られたスコアの◎は、門別やJRA・他場から来た馬で、結果は2着・3着・3着でした。AIは「当地の実測がある対案」を採りましたが、その対案は6着・6着・9着です。当地初出走であることと、他場での実力が足りないことは別の話で、金沢では前者だけを理由に割った読みが通りませんでした。金沢は予想を始めてまだ日が浅く、他場から来る馬の水準をどう見るかの材料が少ない場です。
今週の割れは、自信度「低」の101レースに集中していました(対決はAIの12勝14敗)。自信度「中」の94レースではAIの2勝5敗で、割れの数そのものよりも、どの根拠で割ったかによって結果が分かれています。次週は、スコアの◎の根拠が騎手の数字のときにAIが割るかどうかと、金沢・高知で他場から来た馬の◎をどう扱うかを見ていきます。今週の数字は、どれもその型の勝ち負けが逆になっても不思議ではない母数です。結論として書かず、続けて数えていきます。
通算(この週の日曜まで): スコア 100勝 - AI 83勝 - 引分 1318(1501レース・◎3着内 スコア 69.0%/AI 67.8%)