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コラム / 競馬の「それ、ホント?」

最終レースは荒れるのか — 頭数をそろえても少し荒れる。差の大きな部分は高知

公開 2026-10-16 ・ 数値は毎朝の最新データで自動更新(最終更新 2026-10-16)

「最終レースは荒れる」——よく聞く話です。そこで、地方競馬の2024年以降のレースを、その日の最終レース・最終の1つ前・それ以外に分けて比べました。ここでの「荒れ」は、勝ち馬が6番人気以下だったレースです。人気は結果を説明するためだけに使っています(当サイトの予想には人気・オッズを使っていません)。

素の数字では、最終レースは荒れている

区分荒れ1番人気勝率1番人気3着内
最終レース3,198R・平均11.0頭13.0%41.5%72.0%
最終の1つ前3,168R・平均10.3頭9.6%42.9%75.3%
それ以外30,316R・平均10.1頭8.6%45.8%77.1%

最終レースで勝ち馬が6番人気以下だったのは13.0%で、それ以外のレースの8.6%より+4.4ptでした。1番人気の勝率も41.5%と、それ以外の45.8%を下回ります。最終の1つ前は9.6%で、その間に入っています。

頭数をそろえても

ただ、最終レースは頭数が多めです(平均11.0頭、それ以外は10.1頭)。頭数が多いほど荒れやすいのは当然なので、頭数の帯ごとに並べました。

勝ち馬が6番人気以下だった割合(頭数の帯ごと)
最終レースそれ以外
全体平均11.0頭/10.1頭
13.0%
8.6%
8頭以下328R
5.8%
3.9%
9〜10頭785R
10.7%
7.8%
11〜12頭1,737R
14.6%
11.0%
13頭以上348R
17.2%
14.2%
数字の表(件数つき)
頭数最終レースそれ以外差
8頭以下5.8%328R3.9%6,231R+1.9pt
9〜10頭10.7%785R7.8%10,696R+2.9pt
11〜12頭14.6%1,737R11.0%11,757R+3.6pt
13頭以上17.2%348R14.2%1,632R+3.0pt

4つの帯のうち4つで最終レースの方が荒れていて、帯の大きさで重みをつけた差は+3.2ptでした。頭数が多いことだけでは説明しきれず、同じ頭数でも最終レースはやや荒れます。

ただし、差の大きな部分は高知

場ごとに見ると、高知の最終レースは荒れ27.9%で、それ以外のレースの7.2%と+20.7ptも違います。高知の最終レース(ファイナル)がどう荒れるかは「高知ファイナルを紐解く」で詳しく書きました。高知を除いて同じ計算をすると、頭数をそろえた差は+1.6pt(全体では+3.2pt)で、縮みはするものの残ります。

最終レースの荒れの割合 − それ以外(場ごと)単位はpt・頭数はそろえていない素の差。右に伸びるほど最終レースが荒れている
高知
+20.7
笠松
+6.0
園田
+4.7
浦和
+4.4
船橋
+4.1
川崎
+3.8
大井
+3.4
水沢
+2.8
金沢
+2.6
名古屋
+2.5
盛岡
+0.8
門別
−0.2
佐賀
−1.0
数字の表(件数つき)
場最終レースそれ以外差
船橋13.1%175R9.0%1,727R+4.1pt
大井14.0%271R10.6%2,602R+3.4pt
浦和16.3%153R11.9%1,507R+4.4pt
川崎15.1%179R11.3%1,766R+3.8pt
門別7.1%241R7.3%2,356R−0.2pt
高知27.9%301R7.2%2,622R+20.7pt
園田12.3%373R7.6%3,700R+4.7pt
佐賀6.6%316R7.6%2,805R−1.0pt
名古屋14.0%328R11.5%3,243R+2.5pt
笠松11.4%263R5.4%2,357R+6.0pt
金沢8.2%243R5.6%2,244R+2.6pt
盛岡10.4%173R9.6%1,631R+0.8pt
水沢11.5%182R8.7%1,756R+2.8pt

最終レースの方が荒れていたのは13場のうち11場(いちばん大きいのは高知)で、門別・佐賀は差がないか、最終レースの方が荒れていません。場ごとの表は頭数をそろえていない素の数字で、最終レースの数は1場あたり数百Rなので、数ポイントの差は振れの範囲に入ります。

この表の読み方と注意点

どう数えたか

この結論の限界